韓国語の数字1から10完全攻略!漢数詞と固有数詞の違いと覚え方
韓国ドラマの台詞やK-POPアイドルのカウントダウン、現地のカフェでの注文やショッピングなど、韓国語に触れるなかで真っ先に必要となるのが「数字」の知識です。しかし、多くの学習者が最初の段階で「なぜ1を表す言葉が2つあるのか」「どう使い分ければいいのか」という壁に突き当たります。
日本語に「いち・に・さん(音読み)」と「ひとつ・ふたつ・みっつ(訓読み)」があるのと同様に、韓国語にも中国由来の「漢数詞(イル・イ・サム…)」と、朝鮮半島固有の言葉である「固有数詞(ハナ・トゥル・セッ…)」の2系統が存在します。それぞれの特徴、カタカナでの発音、日常会話で迷わない使い分けの鉄則を整理しました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:韓国語の数字は「漢数詞(イル・イ・サム)」と「固有数詞(ハナ・トゥル・セッ)」の2種類を場面に応じて完全に使い分ける。
- 要点2:値段・日付・電話番号・「分」には漢数詞を使い、個数・年齢・「時」には固有数詞を使うのが基本原則。
- 要点3:助数詞がつく際の固有数詞の語形変化(ハナ→ハン、トゥル→トゥなど)とパッチム発音を押さえることが実践の鍵。
【徹底比較】韓国語数字一覧表|1から10の漢数詞・固有数詞とカタカナ読み方
まずは、基本となる1から10までの数字を網羅した韓国語数字一覧表で全体像を把握しましょう。韓国語の数字には、電話番号や金額を数える「漢数詞」と、個数や時間を数える「固有数詞」があります。
| 数字 | 漢数詞(ハングル / カタカナ) | 固有数詞(ハングル / カタカナ) | 助数詞接続時の変化(固有数詞) |
|---|---|---|---|
| 1 | 일(イル) | 하나(ハナ) | 한(ハン)〜 |
| 2 | 이(イ) | 둘(トゥル) | 두(トゥ)〜 |
| 3 | 삼(サム) | 셋(セッ) | 세(セ)〜 |
| 4 | 사(サ) | 넷(ネッ) | 네(ネ)〜 |
| 5 | 오(オ) | 다섯(タソッ) | 変化なし(다섯) |
| 6 | 육(ユク) | 여섯(ヨソッ) | 変化なし(여섯) |
| 7 | 칠(チル) | 일곱(イルゴプ) | 変化なし(일곱) |
| 8 | 팔(パル) | 여덟(ヨドル) | 変化なし(여덟) |
| 9 | 구(ク) | 아홉(アホプ) | 変化なし(아홉) |
| 10 | 십(シプ) | 열(ヨル) | 変化なし(열) |
韓国語数字カタカナ読み方を確認すると、漢数詞の「イル・イ・サム・サ・オ…」は日本語の音読み(いち・に・さん・し・ご)と響きが非常に似ていることがわかります。一方の韓国語ハナトゥルセッ(固有数詞)は、日本語の「ひ・ふ・み・よ」に相当する独自の単語群です。

漢数詞と固有数詞の違いと使い分けルール|具体例で完全整理
多くの初学者が混乱するポイントが、漢数詞と固有数詞の違いと使い分けの境界線です。どちらを使うべきかは、数える「対象」によって明確にルール化されています。
1. 漢数詞(韓国語イルイサム)を使うシチュエーション
漢数詞は、無機質な数値、記号的な番号、計算可能な単位、スケールの大きい数字に使われます。
- お金・価格(ウォン / 원):1,000ウォン=천 원(チョノン)、5,000ウォン=오천 원(オチョノン)
- 日付(年月日):3月15日=삼월 십오일(サモル シボイル)
- 電話番号・部屋番号:010-1234-5678、302号室=삼백이 호(サムベギ ホ)
- 時間の「分・秒」:10分=십 분(シップン)、30秒=삼십 초(サムシプチョ)
- 計算・階数・番地:1階=일 층(イルチュン)
2. 固有数詞(韓国語ハナトゥルセッ)を使うシチュエーション
固有数詞は、物理的に目の前にあるものを数えるときや、人間的な営みに近い場面で用いられます。
- 物の個数(個 / 개):1個=한 개(ハンゲ)、2個=두 개(トゥゲ)
- 人数(人 / 명):3人=세 명(セミョン)、4人=네 명(ネミョン)
- 飲み物の杯数(杯 / 잔):コーヒー2杯=커피 두 잔(コピ トゥジャン)
- 時間の「時」:1時=한 시(ハンシ)、5時=다섯 시(タソッシ)
- 韓国語年齢の数え方(歳 / 살):20歳=스무 살(スムサル)
3. 最大の難関「韓国語時間の言い方」におけるハイブリッド構造
韓国語の日常会話で最も注意すべきなのが韓国語時間の言い方です。「時」には固有数詞を使い、「分」には漢数詞を使うという、2系統の混在ルールが存在します。
たとえば「3時15分」を韓国語で表現する場合、3時は固有数詞を使って「세 시(セシ)」、15分は漢数詞を使って「십오 분(シボブン)」となり、合わせて「세 시 십오 분(セシ シボブン)」と発声します。この組み合わせは日常会話で頻出するため、最優先で定着させたい構文です。
【実態検証】学習者が直面する「発音の壁」と現場のリアル
SNSや語学コミュニティの投稿を検証すると、「1から10までの単語は暗記したのに、現地の飲食店やタクシーで全く通じなかった」という声が目立ちます。その根本原因は、カタカナ表記と実際の韓国語数字発音と音声におけるギャップにあります。
カタカナ読みの限界とパッチム処理
韓国語の数字には、音節の末尾に子音が付く「パッチム(받침)」が多用されています。たとえば「1(일=イル)」や「8(팔=パル)」の末尾にある「ㄹ(L音)」は、日本語の「ル」のように口をすぼめて母音「u」を発音するのではなく、上の前歯の裏に舌先を押し当てて音を止めるのが正確な発音です。
また、「8(여덟)」はスペル上に「ㄼ」という二重パッチムを持ちますが、単体での実際の発音は「여덜(ヨドル)」となります。文字通りのカタカナ発音に頼りすぎると、現地ネイティブの耳には別の単語として認識されてしまうリスクがあります。
助数詞接続による「1・2・3・4」の脱落変化
さらに韓国語助数詞使い分けにおいて必須となるのが、固有数詞の1〜4が後ろに単位(助数詞)を伴う際の変化です。
- 하나(ハナ) + 개(ケ / 個) ➡ 한 개(ハンゲ)(×ハナゲとは言わない)
- 둘(トゥル) + 명(ミョン / 人) ➡ 두 명(トゥミョン)(×トゥルミョンとは言わない)
- 셋(セッ) + 잔(ジャン / 杯) ➡ 세 잔(セジャン)(×セッジャンとは言わない)
- 넷(ネッ) + 시(シ / 時) ➡ 네 시(ネシ)(×ネッシとは言わない)
この短縮ルールを知らずに直訳してしまうケースが、初級者のつまずきの大多数を占めています。

一般に知られていない盲点と誤解|法改正後の年齢表現と数字体系
語学学習において見落とされがちなのが、社会制度の変化に伴う言葉の運用ルールの更新です。特に年齢表現に関しては、ネット上の古い教材と2026年現在の現場運用で違いが生じています。
韓国の「満年齢統一法」施行と年齢表現の二面性
韓国では2023年6月に「満年齢統一法」が施行され、従来の数え年(生まれた時点で1歳、元日に加齢)から、国際標準である満年齢制度へと公的基準が完全に移行しました。これに伴い、自己紹介や行政手続きにおける年齢の伝え方にも変化が見られます。
日常会話で「〜歳」と言う際は、現在も固有数詞に「살(サル)」を付けた表現(例:25歳=스물다섯 살 / スムルタソッサル)が主流です。しかし、フォーマルな場や公的書類、ニュース報道などでは、漢数詞に「세(セ / 歳)」を付けた表現(例:25歳=이십오 세 / イシボセ)が用いられます。相手との関係性やシチュエーションに応じた使い分けが求められます。
固有数詞が使われる上限のリアル
文法書では固有数詞も99(아흔아홉 / アフンアホプ)まで記載されていますが、現代の韓国の日常生活において、40や50を超える大きな数詞を固有数詞で数える頻度は激減しています。韓国語1から100までの数え方を学ぶ際、100(백 / ペク)以上は完全に漢数詞のみが使われるため、実務上は「1から10までの固有数詞」と「漢数詞の全体系」を優先して習得するのが最も効率的なアプローチです。
挫折ゼロで覚える!韓国語数字覚え方のコツと定着メソッド
丸暗記しようとすると混乱しやすい数字の習得には、認知科学やリズム学習を取り入れた韓国語数字覚え方のコツを実践するのが近道です。
1. 定番の「韓国語数字ソング」でリズム暗記
韓国の幼児教育やバラエティ番組でもおなじみの韓国語数字ソング(숫자송 / スッチヤソン)は、1から10までの数字を使った語呂合わせとキャッチーなメロディで構成されています。「イル(1)チョラド〜」「イ(2)ユオプシ〜」といった歌詞のリズムを通じて、音とハングルを直感的に結びつけることができます。
2. 身の回りの情報を「数字のチャンク」にして声に出す
単語帳を眺める受動的な学習ではなく、以下のような身近な実数値を即座に韓国語化するトレーニングが極めて有効です。
- 自分の電話番号を漢数詞でスラスラ言ってみる(010=コンイルコン…)
- 時計を見るたびに「現在時刻(〇時〇分)」を韓国語で呟く
- 買い物のレシートに書かれた金額を漢数詞で読み上げる
【プロの結論】独学で進めるべき人・体系的な指導を受けるべき人の判断基準
韓国語の数字習得において、学習者の適性に応じた学習ルートを選択することが挫折を防ぐ分かれ道となります。
- 独学・アプリ学習が向いている人:K-POPの推しの生年月日や韓国ドラマの台詞など、強い興味関心から自発的にアウトプットを反復できる人。音声を真似るシャドーイングに抵抗がない人。
- 指導環境・体系的学習が必要な人:パッチムの連音化(リエゾン)や発音変化の規則性を論理的に理解しないと納得できない人。旅行やビジネスで通じる実践的な発音矯正を早期に受けたい人。

【韓国語の数字1から10】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:韓国語で「0(ゼロ)」は何と言いますか?
A1:韓国語の「0」には2種類の言い方があります。電話番号や部屋番号、一般的なカウントでは「공(コン)」が広く使われます。一方、数学的な概念や気温の「氷点下(零下)」、スコア(0点)などを表す際には漢字由来の「영(ヨン)」が用いられます。
Q2:11以降の数字はどうやって作ればいいですか?
A2:基本の1から10を組み合わせるだけで作ることができます。漢数詞の場合、「11」は10(십)+1(일)で「십일(シビル)」、「20」は2(이)+10(십)で「이십(イシプ)」となります。固有数詞の場合、「11」は10(열)+1(하나)で「열하나(ヨラナ)」となります。10刻みの固有数詞(20=スムル、30=ソロンなど)を覚えることで、さらに大きな数へ展開可能です。
Q3:なぜ時間の「分」と「時」で数字の系統が違うのですか?
A3:歴史的背景として、古くから朝鮮半島で使われていた「太陽の位置や体感で測る大まかな時間(時)」には固有の言葉が残り、近代以降に細かく導入された測定単位(分・秒)には中国由来の精密な漢数詞が定着したためです。言語の歴史的経緯による慣習であるため、ルールとしてセットで暗記するのが確実です。
まとめ:2つの数字体系をマスターして自然なコミュニケーションへ
韓国語の数字「1から10」は、一見すると2種類あって複雑に思えますが、「漢数詞=計算・客観的データ・お金」「固有数詞=個数・時間・年齢」という明確な役割分担が存在します。
まずは漢数詞の「イル・イ・サム」と固有数詞の「ハナ・トゥル・セッ」を口ずさんで音に慣れ、助数詞と組み合わせる練習を重ねることで、旅行先や日常会話での実践力は劇的に向上します。基本の10個の数字を土台にして、より豊かな韓国語コミュニケーションへの第一歩を踏み出してみてください。 (出典: 韓国 語 1 から 10(Yahoo!ニュース))